口蓋垂筋

口蓋垂筋は、発声の間、口蓋帆の鼻腔面の後面の口蓋帆隆起と呼ばれるふくらみを作るために収縮します。この膨張は更なる硬さを提供して引き締まった口蓋帆咽頭シールを確保するのに役立ちます (Huang, Lee, & Rajendran, 1997; Kuehn, Folkins & Linville, 1988; Moon & Kuehn, 1996; Moon & Kuhen, 1997)。ペアの口蓋垂筋は口蓋腱膜の領域から始まって、口蓋帆の正中線上に並んで配置され、口蓋帆挙筋のすぐ上に位置します。それらは、口蓋帆の唯一の内在筋です(Kuehn & Moon, 2005; Moon & Kuehen, 1996)。これらの筋肉の名前は、口蓋垂の中には存在しないという点で、やや誤解を招きやすいことに注意が必要です。実際、口蓋垂は極めて少ない筋線維しか持たないので、口蓋帆咽頭閉鎖には関与しません。
[Moon & Kuehn (2004) 訳:山本隆則]

口蓋垂筋 Musculus uvulae (Azygos uvulae)

口蓋垂筋はしばしば、い対の筋肉と考えられるが、解剖学てきすとでは、それは不対であるとして、azygos (奇状、不対)であるとしている。それは、口蓋骨の後鼻̪棘と近隣の口蓋腱膜から生じる。後方に向かって軟口蓋全長を走行し、口蓋垂(軟口蓋の正中で垂れ下がった構造)にはいる。

収縮すると、この菌は軟口蓋を短くし、持ち上げるが、その機能は議論の対象外というわけではない。例えば、英語会話では口蓋垂は特定の役割を果たさないようであるが、他の言語のなかには重要な調音器官として機能している場合もある。口蓋垂(図4-80で示す)は、編成した物または遺残とかんがえられることもしばしばであるが、比較的高度の哺乳類だけに存在する(Kaplan, 1960; Palmer and LaRusso, 1965)。

口蓋垂の長さと厚みには相当なバリエーションがあり、非常に長い口蓋垂口蓋垂は、かつて「嘔吐を防止するために」として切除されたこともある。口蓋垂は、どのような長さであろうが、たぶんまったく何も問題を起こさないだろう(DeWeese and Saunders, 1973)(訳者注、長すぎる口蓋垂は睡眠時無呼吸症に伴ってみられることがある)。
[ゼムリン「言語聴覚学の解剖生理」原著第4版、舘村 卓 簡約274-275]