上咽頭収縮筋<咽頭筋

上咽頭収縮筋は咽頭筋の中で最も弱く、かつ最も複雑である。それはむしろはっきりした4つの筋束から成り、最初のものは内側翼状突起の下三分の一と、翼突鉤の突起から起こる。それは翼突咽頭筋(pterygopharyngeal muscle)と呼ばれ、その線維は一貫して口蓋咽頭筋の線維と混ざっているのが見いだされる。この発見は、口蓋帆(velopharyngeal )咽頭メカニックへの重要な影響を持っている。

上咽頭収縮筋の線維は、また翼突下顎縫線(pterygomandibular raphe)からも起こる。この縫線は、咽頭収縮筋組織から頬筋を分割する腱である。この縫線から起こる筋線維は、ときには頬咽頭(buccopharyngeus )筋と呼ばれることもある。

上咽頭収縮筋の第3の部分は、顎舌骨筋線維の後部と隣接する下顎骨の歯槽突起から起こる線維で構成される。それは、顎咽頭(mylopharyngeus )筋と呼ばれる。

第4の部分(舌咽頭筋肉)は、舌の側面からのいくつかの線維束で構成される。上部咽頭収縮筋の線維は後部に湾曲する、続いて内側、斜めに上へ進み、正中線咽頭縫線に挿入される。最も上部の線維は、両方の側面の正中線に側面の領域で頭蓋骨の底に達することができない。その結果として、筋肉のない空間が、挙筋口蓋筋と頭蓋骨の底の間の部位に存在する。この空間は、腺組織と結合組織(咽頭腱膜)によって満たされ、モルガニー洞(喉頭室)と呼ばれる。[Zemlin, p. 343]

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