発声器官〈phonator〉[1872年版:喉〈 throat〉]或は、身体のどの箇所もこわばることなく、穏やかで楽に肺が空気で満たされるとき、非常にすんだ[a]母音をもちいて、声門の軽い打撃で非常にはっきりと音声を出し始めなさい。 [a] 母音は、音の放出を妨げる様な障害物が無いように、喉の底〈bottom of the throat 〉[1872年版:right at the glottis〈正に声門〉]で、充分に出すことが出来るだろう。この状態で音声は鳴り響き、丸みを帯びるでしょう。 閉じることによって、声門打撃を準備することが必要です。それは通り道でいくらかの空気を一瞬止め、そしてため…
2015 3月
©Takanori Yamamoto