茎突舌骨筋<舌骨上筋(喉頭引き上げ筋)舌骨上筋2
茎突舌骨筋(図3-35で示される)は、顎二腹筋の後腹のすぐ表面の位置にある長く細い筋肉である。それは、側頭骨の茎突 (styloid(ラテン語:stills、杭、ポール; ギリシャ語:stylos は、柱状の物))突起の後ろの側表面からの起始点をもつ。線維は下、前部に走る。そして、顎二腹筋の後腹の線維とだいたい平行である。舌骨に達する直前に、筋肉は大角との接合部の舌骨本部へ付着するために、2つの滑面(二腹筋の中間腱の両側)に分かれる。この筋肉の収縮は、舌骨を上、後部に引く。[Zemlin, p.153]

また、喉頭筐体(きょうたい)の後ろへの動きは、1つの筋肉、または、肩甲舌骨筋(前と後の腹)、二腹筋(後腹)と茎突舌骨筋などを含む筋肉の活性化の組合せから生じる。[Preclinical Speech Science; Hixon, Weismer, Hoit 2008]