側輪状披裂筋<内転筋組織<喉頭内筋<喉頭筋
側輪状披裂筋は、また声門弛緩筋( glottal relaxer )としても機能するかもしれない重要な声門の内転筋である。我々が後に見るだろうように、両方の機能は声の生成にとって重要である。それはやや扇形の筋肉で、喉頭の前外側壁で甲状軟骨の下側にある。この筋肉の内側面は弾性円錐と直接接触している、そして、上述したように、解剖学的見地から、それは実際に、声帯(輪状甲状披裂筋)を占める筋肉塊の延長のように思える。
図3-52で示すように、筋肉線維は、輪状軟骨の前外側アーチの上辺縁に沿って起始する。それらは上、後に進み、付着する披裂軟骨の筋肉突起の前面に挿入する前に、急速に収束する。この筋肉の主要な活動は、声帯突起(そして、声帯靭帯)を正中線の方へにもたらすために披裂軟骨を回転させることである。
有効な証拠は強固ではないが、力学に基づいて、この筋肉もまた、やや前に披裂軟骨を引くだろう、そして、3-53で図で示すように、それはささやき声の生成のための声門を型づくるだろう。ささやき声の生成時の声門の写真は、図3-31dで示された。
このように、その活動によって、内転筋(その主要な機能)として、声門弛緩筋(甲状披裂筋を補うために働くとき)として、または、さらにおそらく、外転筋(ささやき声の場合のように)として分類されるだろう。
側輪状披裂筋の一部の線維は、筋肉突起の周囲を斜め上へと進み続けるのが見いだされ、それは別に、間披裂筋として知られている。[Zemlin, p.164]
解剖学