口峡或いは口峡柱と言う用語は、最近の発声の書物にはほとんど触れられていませんし、重要視されていません。リリー・レーマンのMeine Gesangskunstは、1902年に初版されその年に”How to Sing”の名で英語に翻訳されました。この書には、口峡柱(the pillars of fauces)の用語がいろんな章に29回出てきます。
ここでは、すべての章での口峡柱を抜き出してみました。
(この著作には日本語版で、川口豊訳がありますが、口峡柱という訳語を使っていらっしゃらないので、全て山本の訳によります。)
p.17 The Singer’s Physiological Studies 歌手の生理学的研究
つまり、鼻孔を膨らませる鼻の筋肉は、軟口蓋を高くしたり下向きに平らにしたりします。また、鼻の筋肉は、さまざまな段階で、鼻に向かって鞍のように上に向かって引き上げるようにして口峡柱に影響を与えます。
p.21 Equalizing the Voice – Form 声の均等化 – フォーム
女声と男声の最低音域で、後者では声のほぼ全音域で発生しますが、頭腔共鳴への通路はほとんど遮断されており、口峡柱は咽頭越しに伸ばされ、喉の壁に引き込まれているため【訳注:軟口蓋を上げて後壁と接触させて鼻への通路を遮断すること。尚、この閉鎖の仕方、つまり軟口蓋を後ろに接近させて、口峡を後ろに傾けることに対して、ウイザースプーンは徹底的に反対しています。現代では、軟口蓋によって鼻の通路を遮断する方法は、軟口蓋を後方に接近させて閉じるだけではなく、後壁も前にわずかながら接近する前後の閉鎖と、左右の口峡柱が接近する左右の閉鎖の四方から巾着を閉じるように閉鎖する何種類かの閉鎖の仕方があることが分かっています。】音色はほとんど口蓋共鳴と胸共鳴に限定されています。喉頭は、口蓋と反対方向に柔軟に配置されていると考えられます【喉頭と口蓋は拮抗関係にある】。
鼻の後ろの軟口蓋の先端を上げ(軽い鼻かぜの時のような感じ)、舌の後ろ(back of the tongue)を上げて、[e]を使って喉頭をより接近させます、そして、[i]を上向きに、[u]を下向きに使って【右の図の左から4つ目のことか?】声帯を緊張させることによって、口峡柱は互いに引き寄せられます、こうして、頭腔に向かう息または音のための通り路が確保されます。
【訳注:上の文章を別の言い方にすると ;『軟口蓋を上げる』とは鼻への通り道を閉じるということ。『舌の後ろを上げて[e]を使って喉頭を接近させる』のは、舌の後部を上げて前に出すと喉頭が前に傾向き、結果的に[エ]の形になる。[イ]を上向きには、頭腔共鳴のプレイスメント、[ウ]を下向きに使うは、喉頭の降下を意味し、口峡柱はその上部で左右に引き寄せられる。なぜならば、前口峡柱の下部は舌の後部に挿入しているので口峡柱の下部が接近するということは舌の後部が真ん中によって舌の内筋に緊張を強いることになるからです。尚、下図の右側が上の文にあたると思われる。】
ここで黒い線で示される口蓋の感覚は、もちろん感覚にしか過ぎません【レーマンの書が批判された原因の1つは、その荒唐無稽な図によると思います。】。それは、口蓋の上に始まって両側に分かれ、喉の後ろに沿って下に伸びる別の筋肉【訳注:口蓋から喉頭の両サイドに伸びる筋肉は口蓋咽頭筋しかありません、つまり後口峡柱にあたる】の張力からなる。それは、口峡柱が上げられるや否や、その形を現し、まるで口峡柱が大きな曲線で直接鼻から横隔膜まで伸びるような感覚を生み出す伸ばす筋肉です。実のところ、口峡柱は、音声が高くなるほど、 最上部に向かって互いにますます引き寄せられます。しかし、その感覚は下に向かうカウンターテンションによって増加します。【つまり、前口蓋柱は上に向かって左右に接近し、後口蓋柱は逆方向に緊張して上下に向かう緊張によって、鼻から横隔膜までのラインを形成する。前後に2つのペアによって構成される口峡柱(その間に扁桃腺がある)の、全の筋肉で引き上げ、後ろの筋肉で引き下げるという高度な筋肉操作が必要になりますが、果たしてそのような複雑なことができるでしょうか?このようなことは生理学者にとってみれば荒唐無稽としか言いようのないことですが、声楽家は喉頭を中心として上と下への拮抗する筋肉を、敵対するものではなく協力させることで目標とする声に到達することを絶えず目指しているのです。】
前にも言ったように、胸声の場合、喉を越えて口峡柱を引き伸ばすこと【鼻への通路の閉鎖】で、頭声への通路がほとんど遮断されているとしたら、息の分れた流れはどんなに小さくても【頭腔共鳴のためには鼻を開かないといけないと考えられていた。】、柱の後ろや上を通って、鼻で[i]となり、その後に額や頭の空洞(cavities)に入っていくはずです。これにより、最低音でもすべての音を振動させなければならない倍音(頭声)が生まれます。【訳注:この時代のヴォーカル・ペダゴジーにおいては、息の流れと音の伝動の区別が曖昧なので、口蓋帆ポートの開閉については、この書物全体を通じて矛盾点がみられる。ただし、レーマンの科学的な知識が現代科学から見て未熟であると断罪することによって、彼らが残してくれた貴重な証言を見過ごしてはならない。】
p.27
下降している音階または旋律では、逆に、低音ではなく最も高い音のためにとられるフォームを非常に慎重に保たなければなりません…この時、頭腔共鳴は弱くなり、口蓋共鳴と、少しづつ胸腔共鳴が増強されます; 軟口蓋のへこみのために、口峡柱はますます引き上げられます。それでも、頭声が、口蓋共鳴から完全になくなってしまうというわけではありません。両者は最後の息まで結びつけられたままで、上昇と下降のパッセージで互いに支え合い、しかし聞き取れない程度に互いに強くなったり弱くなったりします。鼻の緊張、軟口蓋の上げ下げ、口峡柱に対応する上昇と下降、あごをゆるやかに下へゆるめる、これらのことはそのフォームを形成するために実行されます。
p.32 The Attack and the Vowels アタックと母音
これらの3つの母音を、正しい混合物に集中されると同時にアタックすることで,芸術家が必要とする母音「あー」が得られます。それらは各音声の基本的なポジションを決定すると同時にアタックそのものです。そして、それは一つの母音でも、発声器官の単独の機能でもなく、1つの音の中に3つの音があるということです。【訳注:3つの母音とは、[イ][エ][ウ]こことで、芸術的な歌唱に使われる[ア]とは、この3つの母音を混ぜ合わせたときにはじめて生み出されるという。】
ここでは3つの母音が一緒に流れていて、必要に応じて変化させながらも一体化させなければならないので、狭くされた形を柔軟に保つための更なる別の結合媒体が必要となります。そのためには、半母音のyを使うのが一番です。舌に向かって下げられた軟口蓋に、広い舌の背を接近させて発音することで、口の中の形を閉じていきます。【訳注:右図を参照。yの形は口の中を狭くする形ですが、それと軟口蓋を上げることを混同しないように。図でわかるようにyの位置は軟口蓋よりかなり前。つまり、『軟口蓋を上げる』際に一緒に硬口蓋まで上げることは間違いで、口蓋の前半分は下に向かって位置取りをしなければならない。】母音、子音、言葉の発音時にyポジションを完全に解消しない場合、つまり舌の後ろを軟口蓋から完全に離さない場合、さらにその上でooを発音したり思ったりすると、舌の中央部は歯の下に落ち、軟口蓋は鼻に向かって上に引き寄せられ、母音の形は後続の各母音のために準備されたままになります。口蓋と舌の後ろ側の結合部と、更には口峡柱で後しろ側が閉じられており、[i]で鼻に向かって上向きに、[u]であごに向かって下向きに、柔軟に開くことができます。しかし、[i]と[u]はゴムバンドのようにヒンジに固定されています。口蓋と舌の結合、更には口峡柱のによる後部での閉鎖は、[i]で鼻に向かって上の方へ、[u]であごに向かって下の方へ柔軟な開きを可能にします。
一般の人が実際に発音し、多くの教師が生徒に要求する普通の[ア]は不合理なもので、舌は大抵、誤った習慣だけではなく、しばしば、人為的に器具【ガルシアですら舌を下すための専用の器具を持っていた。この処置は、喉頭が上がりすぎる生徒に対して、それを下すために使う乱暴な手段の一つに過ぎない。】で押し下げられることもあります。これは、単調でありきたりな欠陥のある歌唱になり、声そのものを傷つけてしまうことも少なくありません。
母音[i]を発音する際には、鼻と頬のすべての腱と筋肉が活動します。鼻孔と、それに伴って口峡柱が広がります。
p.38 Nasal – Nasal Singing – Singing Toward the Nose – Covering the Tone – Chanter dans le Masque – Nasal Twang
口峡柱(かなり後ろ)を、上げること、丸くすること、広げること、そして、口峡柱に対して舌の幅広い後ろをふさぐことなどによって、「鼻音、ナザール」は生み出されます。かなりずっと後ろの曇ったangに属する ungや ong、明るい母音による、ずっと前のingやengである。それは、yと密接な関係があり、咽頭から前の口腔を切り離します。
鼻音は誇張されるかもしれない。よくあることですが、喉頭のなかで[e]を明瞭に発音しないとき;口峡柱は過剰に引き上げられ、上昇する音で舌は平らになりすぎ、喉と音声は支えがなく開いてしまいます。これは開いた歌唱としてよく知られています。
フランス人は、逆に、 ― 高くて上げられる口峡柱とそれらに対して舌の後ろを高くして ― 常に鼻音で歌い、話します、そして、往々にして誇張することさえあります。
p.41
ブラインド・ボイス【覆われた声】は、その歌手が頭声を十分に弱くさせず、口峡柱を喉の壁に引き寄せすぎて、頭腔への通路を閉ざす「鼻で歌う」の誇張された練習によって引き起こされます。【訳注:これがウィザースプーンが警鐘を鳴らす口峡を後ろに向かって傾けることか?】
P.42 The Head Voice 頭声
純粋な頭声は口峡柱の完全な低下によって生成されます、その一方で、鼻の後ろの口蓋の最も柔らかいポイントは、非常に高くまるで頭の中へ、最も高いポジションへ引き上げ、頭の上で[i]母音をイメージします。【訳注:口峡柱は軟口蓋から始まる筋肉なので、口峡柱を完全に低下させて口蓋を高く上げることは矛盾するので『鼻の後ろの口蓋の最も柔らかいポイント』とはおそらく口蓋よりも上に位置する共振空間で、プレイスメントのことを意味しているように思われる。】
舌の後ろは高く、喉頭もまた、その感覚では、舌の下で高くしなやかに立ち上がっています。【訳注:後半の英訳は、the larynx also, in the sensation of it, stands high and supple under the tongue. 「喉頭が高くしなやかに立ち上がる」とは不明瞭な表現だが、おそらく喉頭が前に傾くことを言っているのでしょう。】すべての器官は弾力性があり、締めつけや誇張があってはなりません。
P.49 The Sensation of the Nose – the Nose Form 鼻の感覚-鼻のフォーム
最初の呼吸の筋反射([How do I Breathe?] p.122 を参照)と密接に関係する最も重要なポジションの1つは、鼻孔の拡張、後方の鼻壁の引き上げと、口峡柱を拡張して協働させるような鼻の拡張によって生み出されます。軟口蓋と口峡柱は、鼻でしっかりと固定(hold)されていますが、この支え(support)によって、与えられたポジションを変えることなく、常に上がったり下がったりすることができる抵抗ポイント(point of resistance)があります。【抵抗ポイントとは、下記で説明されることですが、鼻から喉頭までの領域でのそれぞれの筋肉の拮抗作用と考えられます。】
息継ぎによって鼻が調整され、それに伴って[e]が喉頭に置かれるとすぐに、yiのポジションをeに合わせる必要があります。 これにより、舌は yi によって、喉頭をより高い位置に後退させ、口の中の空洞を狭めることで音が鼻に向かって前に出て、下がった口蓋の上で鳴るようになります。yと[i]は、鼻の壁(nasal wall)でしっかりと感じられます。喉頭が前方で下がること(frontal lowering)を示す傾斜した-a-は、そのeの力(e-strength)で胸部前面の筋肉を押しているので、絶えず置き換えや、再調音され、そして、常に強い緊張を維持する鼻壁の下に置かれるようになります。【非常に難解なコメントですが、整理してみましょう。喉頭で準備された[e]をyiの形に一致させる。yiの形は、口蓋(軟口蓋ではない)を下げ、その拮抗作用で喉頭は少し引き上げられ、結果的に口の中を狭くします。つまり、口蓋より上を鳴らすためには口蓋を上げるのではなく下げなければならないということです。また、鼻の壁とは、声道の背面にあたる咽頭括約筋のことですが、この上、中、下に重なり合った大きな筋肉は嚥下時には完全に声道をしぽって括約作用(管を絞る)をが、それとはまったく正反対(背面の正中線から両側への拡張)の動きをすることで声道を左右に広げます。それに加えて、下顎を後ろに移動させることで壁の上部を前に倒し口峡の角度を前に傾けるます。この口峡の前えの傾きは喉頭の前方を下げ相似の形になります。これらの一連の動きは、力の方向を下に向け、胸骨の内側に力が集中するポイントを作ります。またこれらの下に向く力は上に向かって上昇する呼気圧に対する抵抗を可能にします。】
P.50
鼻孔を広げることによって、口峡柱は膨らみます。そのため、鼻はこの機能に影響を与えます。歌っているときに、鼻の部分の腱を目や額、こめかみや耳に向かってエネルギッシュに引き上げることは、非常に重要な助けとなります。母音[i]と[e]は、特にこの緊張した鼻の位置を必要としますが、歌手が、鳴りと運声力を維持するためにすべての他の母音と音で使うことができれば非常にうまくいきます。したがって、私たち歌手は、これらの与えられた鼻の機能を継続的に更新しなければなりません。
p.51 The Sensations of the Palate 口蓋の感覚
口蓋【ここでは軟口蓋のこと】の感覚は、鼻の後ろの一番柔らかい部分を上げることで最も明確になります。この部分はかなり奥まったところにあります。注意深く指でそれに触れてみなさい。それは歌手にとって計り知れない重要性があります。それを上げること【現代科学では、軟口蓋を上げることは鼻への通路を閉じること。】によって、頭腔の全体の共鳴がもたらされ、その結果として、頭声が生成されます。それが上げられるとき、口峡柱の表面(the surface of the pillars of the fauces)は大きさを減少します【口峡柱は、軟口蓋から舌の後ろの両サイドに付着する筋肉です(前口峡柱)、それゆえ、口峡柱の下側は絶えず左右に開いていないと舌を中央に固めてしまいます。つまり、大きく減少するのは口峡の上の部分で、口峡の形が三角になります。】。通常の位置では、胸声を生成するために、口峡柱を広げ、喉から頭腔を閉じさせます。つまり、口蓋共鳴および胸腔共鳴の最大限に使用するための呼吸を可能にします。【『通常の位置』とは何を意味するのでしょうか? おそらく歌唱時ではなく日常の話しているときの状態を言っていると思われます。ともかく、軟口蓋を後ろの壁に接触することで鼻への通路を閉じる状態のことを言っています。】軟口蓋が鼻の下に下がる【鼻への通路を開く】と同時に、上音(overtone)が鼻の中で同時に響くようになり、中音域の共鳴点ができます。【中音域の共鳴点(a point of resonance the middle range of voice)とは? 上の文章をまとめてみると、1)軟口蓋を上げると頭声ができる。2)軟口蓋で鼻の通路を閉じると胸声ができる。3)軟口蓋を下して通路を開けると中音域の共鳴が得られる。1)と3)は、明らかに矛盾しています。】
p.59 On Vocal Position – There Are No Vocal Register – Propagation-Form 声のポジション-声区はない-伝達フォーム
音が低く響く原因としては、口峡柱が後ろに向かって高くなりすぎていることや、 舌の後ろが低くなりすぎている【日本では、多くの教師たちが喉を開けるためと称してこのフォームを生徒に強要する。】ことなどが挙げられ、これらが相まって口腔に穴が空いてしまい、頭声が振動することができなくなってしまうことが考えられます。この誤りは、非常に多くの歌手で、あらゆる種類の声で、そして、ほとんど同じ場所で見られます。
p.61 White Voices 白い声
また、男女を問わず全ての声域を通して頭声を使いすぎている歌手がいます。そのような声は、白い声と言われています。…このような場合には、口峡柱を少し高くして、喉頭をやや低くし、喉頭の位置を低くしなければならない母音[u]を他のすべての母音と慎重に混ぜることをお勧めします。
p.65 The highest Head Tones 最も高い頭声
すでに見てきたように、口蓋共鳴を混ぜない純粋な頭声で到達できる高さには、ほとんど限界がありません。特に若い声はそのような高さに達することができます、なぜならば、喉頭、舌、口峡柱を互いに調整するのに必要な適応力と技術を持っているためです。
その現象の本質を知らないことに基づいている技術は、純粋な偶然と呼ばれなければならず、したがって、その消失は、教師と聞き手にとって、その最初に聞いたものと同じぐらい不可解なものです。
一般的に、このような声の寿命は非常に短いものです。なぜならば、その所有者は、声の使い方、音色、正しい歌い方、そして一般的な因果関係についての概念を持たないうちに、驚異的な声として使われてしまうからです。
p.69 Staccato スタッカート
いずれにしても、[u]で優しく膨らませた鼻孔は、ベル型になって、口狭柱とつながっていなければなりません。フォームは、[e]‐アタックのクラッパー(鐘の舌)がそれに打ち込むまで空洞のままであり、それが打ち込むたびに胸の筋肉の協力を特に求めます。この口峡のフォーム調整によって、咽頭を舌でかなり後ろで静かに閉じることができる人は、アーティキュレーションなしで、[u]または[i]を思うだけで、非常に良いフラジョレット・トーンと非常に高い頭声を出すことができるようになります。
p.125 How Do I Breathe? 私は、どのように呼吸するか?
息継ぎで息を吸い込むとすぐに、あごがゆるやかに下に落ちて喉の近くに後方へ押し戻されるため、咽頭が収縮して、舌の後ろは喉から離れて高く上昇するようになり、口峡柱の奥の壁に到達するまでになります。我々は、y-音を調音することによってすぐにこの感覚を身につけることができます。それから、舌の両側は上の臼歯に保持されるでしょう。この顎と舌の調整は、可能な限り保持しなければならないし、発音によって変化した場合は、常に更新しなければなりません。それは、すべてのフォームのリラックスの後、すべての息継ぎの前に行わなければなりません。
鼻孔は、強く膨らんでいます。目の下の頬骨まで届くこの膨らみをもたらす筋肉は、高く引き上げられ、鼻の後ろで鼻橋に広く配置されています。それらは、軟口蓋の尖端と口峡柱とつながれており、幅広い抵抗のない堅固な壁の拮抗作用の感覚を引き起こします。
2020/12/02 :山本隆則