この本に於いて、歌唱で通常使われている用語は、使用する人によって別の意味で使われることがあるため、その多くを使用せず、その代わりに、音声学、音響学、および医学から用語を借りている。Northern Illinois University Pressから1987年に出版され、日本では、東京電機大学出版局から、「歌声の科学」という名前で、榊原健一・監訳、伊藤みか、小西知子、林良子・訳で2007年に出版された。

生理的な機能として、呼吸器を圧縮機/compressorと明確に工学用語に言い換えている。また、シンガーズ・フォルマントを得るために喉頭管と咽頭の関係についての記述は、非常に刺激的である。必読書。