オトガイ舌筋<舌の外因性筋肉<調音<共鳴

オトガイ舌筋は、舌の外因性筋肉であるが、機能的に分類すると、補助的な喉頭引き上げ筋でもある。

オトガイ舌筋も(舌骨舌筋とともに)また、喉頭の位置に影響を与える舌の外因性筋肉である。それは、下顎骨の顎結節で始まる複合体の筋肉である。それらは付着点に向かって、線維が分かれるか扇形に広がる。上の線維が舌の裏側の全体に挿入するが、低い線維は舌骨体部に付着する。オトガイ舌筋または、時にはオトガイ舌骨舌筋と呼ばれる筋肉の収縮は、舌骨を上げて、前に引く。この筋肉は、舌骨舌筋と共に、舌がより詳しく述べられる4章で、いくつかの細部で検討されるでしょう。外因性舌筋肉と喉頭部組織へのそれらの関係は、Fig.3-37で示される。[Zemlin, p.154]

喉頭引き下げ筋1
オトガイ舌筋(ギリシャ語、genein、あご)(舌組織の大部分を形づくる)は、外因性筋肉で最も強くて、最も大きい。それは、平らな三角形筋で、正中面の近くに位置する。オトガイ舌筋の部分は図3-37で見ることができる。それは、上部のオトガイ棘(下顎結合の後面上)に始まる。最も低い線維は舌骨に進み、薄い腱膜によって舌骨本体の上の部分に付着する。
残りの線維は舌背に扇状に広がって、舌根から先端まで広がる領域の正中の両側の粘膜下繊維組織に挿入する、しかし、極先端はオトガイ舌筋線維を欠いている。いくつかの筋肉線維が上の咽頭(上部括約筋)の側面に融合する。正反対の側面の筋肉は、舌の正中線維中隔によって切り離されるが、先端の近くでは融合する。この筋肉は、多くの舌の形をつくる。後方線維は、口から先端を突き出させるか、歯と歯槽隆起に先端を押しつけるために、舌の全体を前方に引き出す。ある感情の状態は、時には後方筋肉線維を使うことで表現される。前の線維の収縮は舌を引っ込ませることの原因となるが、全筋肉の収縮は舌を下に引く、ゆえに、谷のような舌背を作る。[Zemlin, p.323]