口蓋舌筋<舌の外因性筋肉<調音器官

 

口蓋舌筋
口蓋舌筋は、口腔音に続く鼻子音の生成のために、口蓋帆を素早く下げる役割を担います (Kuehn & Azzam, 1978; Moon & Kuehn,1996)。鼻音素で口蓋帆を下げ、口音素で上げなければならないスピードを考えると、重力だけでは有効ではありません(Cheng, Zhao, & Qi, 2006; Lam et al., 2007)。口蓋舌筋は、前口峡柱のに含まれます。口蓋腱膜から起始し、前口狭柱を通って舌の後側面に挿入します。
[Moon & Kuehn (2004) 訳:山本隆則]

口蓋舌筋
口蓋舌筋は、舌の、もしくは、口蓋の筋肉とみなされることができる。舌の筋肉と考えれば、舌口蓋筋肉と呼ばれる。それは軟口蓋の前面に始まる、そこで、それは正反対の側面から仲間と連続する。線維は下方、やや横に進み、舌の側面に挿入する、そこで、横舌筋の線維と、そして、茎突舌筋と舌骨舌筋の表面の線維と混ざり連続するようになる。収縮により、それは軟口蓋を降ろすことも、舌背を溝にするために、舌の後部を上げることもできる。その粘膜に覆われたこの筋肉は前方口峡柱を形づくる;それは口峡と軟口蓋を扱っている項の中で再び言及されるだろう。[Zemlin 1981, p.324 訳:山本隆則]

口蓋舌筋(glossopalatinus)は、咽頭筋としてさまざまな著者によって記述される;他の人々は、口蓋の咽頭筋として、または、舌の筋肉としてそれを認知する。我々は、舌の外因性筋肉として以前に、簡単にそれを記述した。
それは口蓋腱膜のより低い表面から起こる、そこで、正反対の側面から筋肉と連続する。線維は前に、横に通り、舌の側面に挿入する(舌背で経線状線維と融合する)。この筋肉は口蓋舌弓を形づくる。そして、それは、その粘膜を覆って、前口峡柱を構成する。収縮により、それは軟口蓋を押し下げるだろう、あるいは、軟口蓋を固定して、舌の側面と後部を上げるだろう。この筋肉の進路が半円形であるので、それはまた、括約筋としてもいくぶんか機能する、そして、収縮によって前口峡柱間の間隔は減少する。[同書 p.336]