fig. 3-50 posterior cricoartenoid

図3-50

後輪状披裂筋<外転筋組織<喉頭内筋<喉頭筋
喉頭にはただ1つの外転筋しかない。それは、一対の後輪状披裂筋筋肉(輪状薄層の後面の浅い陥凹に始まる、幅広い、扇形の筋肉)である。それは、大変頑丈な筋肉である。線維は上方、横に進み、付着する披裂軟骨の筋肉突起の後表面に収束する。後輪状披裂筋は図3-50で図によって示される、そして、その活動は図3-51の図によって示される。この筋肉の活動は披裂軟骨を回転させるので、声帯突起が外転させられると同時に上げられる。これは被験者が息を切らすときにたやすく観察される。図3-29で示される外転させられた声帯ヒダの写真は、被験者が深い息をとっているときに撮られた。その重要な外転筋活動のため、後輪状披裂筋はよく喉頭拡大筋と呼ばれる。
2つの筋肉が、後輪状披裂筋の拮抗筋として動く。それらは、側面輪状披裂筋間披裂筋である。一緒に動いて、それらは、声帯突起を接近させるために正中線の方へ披裂軟骨を回転させ、声帯靭帯をくっつける。この活動は複合的で、運動は同時に接近と低下であることを忘れてはなりません。
[Zemlin, p.163]IMG