胸骨甲状筋<喉頭引き下げ筋<喉頭外筋<喉頭筋
胸骨甲状筋(図3-43)は、首の前にあるで長くて細い筋肉である。生存中は、それは胸骨舌骨と肩甲舌骨筋だけでなく胸鎖乳突筋の下三分の一によってほとんど完全にカバーされる。胸骨甲状軟骨は、胸骨の柄状部の後面から、そして、第1肋軟骨から始まる。線維は上へ、そして、少しばかり横方向に進む、そして、甲状軟骨の薄片の斜め靭帯(または、ライン)で、部分的に付着している。いくつかの線維は中断されずに続き、甲状舌骨筋の一部となる。
その筋肉を胸骨の付着点から切り離し、その深い表面を露出させるために前にめくり上げると、線維の大きいが、可変比率が見られる。そして、下咽頭括約筋に伸びている。ZenkerとZenker(1960)は、これらの筋肉線維を甲状咽頭筋(thyropharyngeus)として確認した、それは図3-44で示される。収縮により、これらの筋肉は、甲状軟骨薄片の間の広がりを減少させるために、力を及ぼすだろう。もちろんその効果は、喉頭の前後方向の長さを増やすことになり、増加した緊張に合わせて声帯を配置する(甲状軟骨が柔軟性をもってそれに従うならば)。そのうえ、下咽頭括約筋のはっきりした斜め垂直方向の進路は重要だろう。また、この筋肉組織の活動は、それを上げるために、喉頭に上へ向かう力を及ぼすだろう。
胸骨甲状筋の残りの主要な活動は甲状軟骨を下に引くことである、しかし、非常に多くのアクセサリー滑面が甲状舌骨筋と混ざるので、我々の何人かは、主に喉頭の位置を安定するために働くと考える。何人かの研究者は、胸骨甲状筋が下に、そして、前に喉頭を引くことによって咽頭を広くするだろうと、主張する。[Zemlin, p.156-7]