Duprezは1846年に彼自身の歌唱マニュアルを出版した;それは、読者が新しいフルヴォイステナーの高音で歌う歌手に期待する、現代的な著作である。
それは、カストラートによって書かれることはありえなかった。

彼は、生きた実例を必要とするとき、Norrit、LevasseurとDamoreauを引用するのを好んで、自身の業績について妙に寡黙である、そして、歌唱の科学的な事に関して何も語らなかった。
彼は、2つのスタイルを識別したようだ: style large d’expression et de force表現と力の大きなスタイル、そして、style de grace et d’agilite優美さとアジリティーのスタイル。
力のスタイルにおいて、ハイ・テノールは、全音域で胸声を使うことができる(しかし、彼はそれがまれであると主張する)。
彼は、最大パワーのために胸声をできるだけ高く押すことを擁護するが、声区を結びつけることが、男性の力を女性の甘さと魅力と結合する事に気づいていた。
発声練習は、暗いA(『ame』のように)を用いて、『pour sombre les sons』、『音を暗く』したフルヴォイスて歌われなければならない。
これらのエクササイズは、それぞれの作品に存在するフレージング、アクセントのつけ方とスタイルに基づく解釈を可能にする、そして、歌手は、ヴォーカリーズを練習することによって発声テクニックに於ける新しい進展に遅れを取らずにすむようになるだろう。
胸音声をできるだけ高くすることによって、より大きな力を得るように努力しなければならないが、優美で俊敏なスタイルは、重い声にとって難しく、まず第一にメッツァ・ヴォーチェに熟練しなければならない。
彼はこの第2のスタイルのためのより精巧な一連のエクササイズを補充する、2オクターブCーCの音域をカバーして、そして、熱のこもった文体の項の後、該当するスタイルに関する短い注意をつけて、有名な作曲家のたくさんのアリアを提供する。[TENOR, History of a Voice, John Potter  p.53-54]

Duprez のその他の著作;
A Treatise on the Art of Singing … trns. and ed. J.W. Mould (London 1847).
Souvenirs d’un chanteur (Paris, 1838)