最後のカストラートの一人といわれる。
若きショーペンハウエルは、日記に次のように書いた。「その不思議な美しい声は、如何なる女性もかなわない。これほどまでに美しい響きはないし、その銀のような純粋さには、筆では書き着せない力がある。」ナポレオンはクレシェンティー二の歌をウィーンで聞いて、その声に魅せられ、ロンバルディア鉄十字勲章騎士に叙し、パリに招いた。

「歌唱の技巧とは、息の上の声である」/The art singing is the voice above the breath この格言は、クレシェンティーニが言ったとされている。

[Stark, Bel Canto 36]
Garcia は、voix eclatante/鳴り響く声、とvoix sourde/こもった声の用語を、カストラート歌手で教師のCresentiniから借用したようだ。彼は、”Raccolta di escercisi per il canto” (1810, article 2)のフランス語版で、Voix eclante と Voix sourde に言及している。