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図3-39

肩甲舌骨筋<舌骨下筋<喉頭筋
肩甲舌骨筋は、長くて細い2腹筋で、首の外側前面にある。下方、又は、後方筋腹は肩甲骨(それは、筋肉の名前の由来となる)の辺縁からその起始点をとる。Omoは、肩を意味するギリシアの言葉である。図3-39で示すように、線維は、ほとんど水平に前に進み、胸骨と第1肋骨の軟骨に走る腱の線維によって、胸骨のすぐ上にある中間腱で終わる、。これらの線維は、深い頸部の筋膜の部分である。上部、又は、前筋腹は、中間腱から起始し、胸骨舌骨筋の付着点のすぐ外側に、舌骨の大角の低い辺縁に沿って付着するために、垂直に、そして、少し内側に進む。
それらの収縮によって、肩甲舌骨筋は頸部の筋膜を緊張させ、深い吸気作用の間、首部がしぼむのを防ぐ。また、肩甲舌骨筋の収縮は、深い吸気の間、首の大きな血管ならびに肺の先端が、圧縮されることから防止する。肩甲舌骨筋はまた、重要な解剖学的参考目印である、と言うのは、図3-40と3-41によって示されるように、首は図形描写および参照目的のために、トライアングルに分割されるされるからだ。我々は、前方と後方のトライアングルがそれらの解剖学的認識のために胸鎖乳突筋によって決まるということを以前に学んだ。
前方のトライアングルは、二腹筋と肩甲舌骨筋によって3つの補助的なトライアングルに分割される。それらは、二腹トライアングル、頸動脈トライアングル、筋肉のトライアングルとして知られている。

首の筋肉1

図3-40

首の筋肉2

図3-41