英国のテノール、ピアニスト、作曲家で指揮者。ローヤル・アカデミィー・オブ・ミュージックで学ぶ。ライプツィッヒでピアノを短期間 Reineck に師事するが、ミラノでFrancesco Lampertiのもとで歌を学ぶために離れる。1875年に英国でコンサートとオペラでデビューする。1878年にローヤル・アカデミィー・オブ・ミュージックの歌唱教授に指名される。https://en.wikipedia.org/wiki/William_Shakespeare_(tenor)
【著書】The art of singing; based on the principles of the old Italian singing-masters.(歌の芸術;古いイタリアの歌唱法の原則に基づく。) London: Metzler & Co.; Boston: O. Ditson Co. ; New York: C.H. Ditson & Co., ca.1899. 再版、全面的改訂、New York, 1921 [NYPL]
The art of singing p. 29
正しい歌唱においては、声は意のままに1つの音から次の音に即座に移動する;チューニング・マッスルの活動を妨げることなく、音色はつながっているように聞こえるにもかかわらず「クリーン・カット」される。あたかも「糸に連なったパール」のように―これは昔のイタリアのマエストロたちが好んで用いた表現で、彼らは音色をつなぐこのやり方をレガート様式と呼んだ。[以下、Fields]
ブリタニカ百科事典(第14版)の”Singing”の項目。Encyclopedia Britannica, Incorporated, Chicago, 1939, Vol.20. ヴォイスカルチャーの理論がコンパクトに示されている。
Plan Words on Singing(歌についてのわかりやすい言葉) Putnam, London, 1938, new edition.
論理的視点からの理にかなった議論であり、理論的な内容が中心である。イタリアの巨匠たちの教授法を論評している。
身体の筋肉は常に相反する相互関係で作用している。つまり、「筋肉は単独で作用することはない。常に相手に対して作用している」のである[ p. xiv]。